学生と触れ合う機会が増えているサロンさまも
多いのではないかと思います。
この新卒採用活動ですが
順調に進んでいらっしゃるサロンさまは
やる気に満ち溢れていると思いますが、
なかなか上手く活動出来ていない
活動しても成果がなかなか出ていないサロンさまの
人事担当者にとっては
また始まる苦しい期間だと思います。
そんな苦しい思いをされている人事担当者の人にお届けしたい
学生と触れ合える今だからこそ行って頂きたい
3つのポイントをご紹介させて頂きます。
1.ラベリングの確認
2.“遣り甲斐”・“働き甲斐”の掘り起こし
3.対人関係エピソード
1.ラベリングの確認
このラベリングという言葉は
「言い換えると「レッテルを張る」事を指します。
その為、良い意味でも悪い意味でも使用されるモノになります。
採用活動時に行って頂きたいラベリングの確認としまして
①あなたの会社に対するラベリング
➁あなたの会社が募集している職種に対するラベリング
の確認を行う必要があると思っています。
①あなたの会社に対するラベリング
これは就職ガイダンスや見学などでサロンの皆さんと
触れ合う前のイメージの場合と
サロンのの皆さんと触れ合ってからのイメージの場合があります。
認知度の高いサロンさまの場合は
就職ガイダンスや見学以前からラベリングをされていると思います。
サロンの皆さんと触れ合ってからラベリングが変化したのかどうか
変化したのならどの様に変化したのかを確認して頂きたいと思います。
まだそれほど認知度が高くないサロンさまの場合
認知されていないにも関わらず
ガイダンスのブースや見学に来て頂けた理由と
サロンの皆さんと触れ合ったイメージの確認をして頂ければと思います。
採用活動を円滑に行うには
この僅かな情報しか得ていない就職活動中の学生が抱いているイメージが
どの様なものなのかがとても重要となります。
➁あなたの会社が募集している職種に対するラベリング
この職種についてですが
例えば “アイリスト” の場合
美容師免許を取得する必要があるのに
美容師ではなくアイリストを希望する理由
アイリストを希望するきっかけを聴いて頂くと
アイリストという職種に抱いている
学生のラベリングが把握できると思います。
同様にネイリストやエステティシャンの募集をされている場合は
それぞれの職種のラベリングを確認して頂きたいと思います。

2.“遣り甲斐”・“働き甲斐”の掘り起こし
採用活動の見直しをする際に多くの場合
福利厚生を含めた労働条件の見直しをされますが
労働条件は “入社への動機づけ” ではなく
動機づけされた学生に対する “安心の提供” だと思っています。
また労働条件での動機付けは、定着率の悪化に繋がりやすく
定着率の悪化は新卒採用時のイメージダウンのみならず
スタッフさまの意識低下にもつながりかねません。
その為、採用活動を行う際には
“遣り甲斐”・“働き甲斐”
での動機付けを行う事をお勧めしています。
この “遣り甲斐” と “働き甲斐” での動機付け
を行う上で是非取り組んで頂きたいのが
既存スタッフさまにむけての
“遣り甲斐” と “働き甲斐” の聞き取りです。
「あなたの仕事における “遣り甲斐” と “働き甲斐” は何ですか?」
と質問すると身構えられてしまいますので
➢「あなたが入社してから現在に至るまでで
仕事上で嬉しかった事としてどの様な事がありますか?」
➢「あなたが入社してから現在に至るまでで
仕事上で楽しかった事としてどの様な事がありますか?」
という内容の質問をしてみて頂ければと思います。
スタッフ数が多くてとても全スタッフさまに確認する事は無理だ・・・
という場合は
採用活動の中で学生に触れ合う可能性があるスタッフさまだけでも
この聞き取りを行って頂きたいと思います。
過去の嬉しかった事、楽しかった事の振り返りが
“仕事への情熱” と “愛社精神” の向上に繋がり
学生に対して熱意のある対応をして頂ける事が期待できます。
3.対人関係エピソード
社会に出る上で人間関係を気にする学生は多くいます。
人間関係とは “既存のスタッフの仲の良さ” ではなく
“学生本人がスタッフの皆さんと馴染めるかどうか”
という事になります。
どれだけ既存のスタッフ同士の仲が良くても馴染めなければ
良い人間関係とは受け取って頂けません。
つまり新人スタッフさまが会社に馴染める為に行っている工夫を
伝える事が出来れば良いのですが
なかなか目新しい工夫は少ないので
対人関係をイメージ出来るエピソードトークのお伝えを推奨しています。
「自分が仕事で躓いていた時に先輩の○○さんからの一言で救われた…」
「仕事でミスをしてお客様からひどく叱られて
辞めてしまいたいと思っていた時に
他のお客様から、私の現状を知っているわけではないのに
“あなたにシャンプーをして欲しいから、また来月もおねがいしますね”
という言葉を頂き、もっとお役に立てる様に成長しようと思った」
などの話を学生に聞かせて頂きたいと思います。
対人関係のエピソードトークは
“不安の解消” のみならず
仕事に対する “遣り甲斐”・“働き甲斐”
の提供にもなる事が多いので是非伝えて頂きたいと思います。
これから本年度の採用活動のピークを迎えます。
本年度の採用活動も大切ですが
来年以降の採用活動も大切です。
2年連続新卒採用活動が不発に終わると
危機的状況を迎えてしまうのが
今の美容業界の採用事情です。
だからこそ
「今年」だけでなく
「来年も見据えて」
の採用活動を行って頂きたいと思います。
今回の新卒採用活動をはじめ
部下との関わり方や指導の仕方
組織風土の作り方でお困り事、お悩み事が
ございましたら
Zoomにて50分無料の相談会を開催しておりますので
お気軽にご連絡頂ければと存じます。
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