マネジャーになったんですけど何をしたらいいんでしょう?
店長の仕事って何ですか?
という様に
昇進した方々から不安いっぱいに相談を頂く事が多くあります。
多くの美容室では
明確な昇進基準が設定されている事は少なく
その結果
自分の昇進に対して会社は何を求めているのかがわからず
責任感の強い人ほど、この様な不安を抱いてしまわれています。
しかし安心して頂きたいのが
何に… どこに… 目を向ければ良いのか
がわかれば比較的簡単にその不安は解消されるという事です。
◉マネジメントに必要な2つの着眼点
その1:仕事の管理
職種、職務によって求められる成果や結果は異なると思いますが
ある一定期間の中で求められる部下の成果=目標を設定し
その目標を達成するように関わる事が求められます。
目標には
①定量目標=数値化できる目標 ➁定性目標=状態を表す目標
の2つがあります。
①定量目標は数値化されているので
あなたも、そして部下自身も
目標達成したかどうかは一目瞭然だと思いますが
➁定性目標に関しては
設定した目標の表現が曖昧であれば
達成したかどうかがわからない事がありますので
誰が見てもわかる表現で
目標設定を行う様にして頂きたいと思います。
例えば
「お客様から支持されるスタイリストになる」
という目標設定であれば
支持されているかどうかがわかりません。
支持された事がどの様にわかるのか・・・
を面談などで掘り下げて頂き
支持される為に必要なスキルとして
“○月までにメイクアドバイスが出来る様になる”
など実践出来ているどうかが判断できる目標を設定するか
「支持される=新規再来率60%達成」という様に
定量目標に変換する様にして頂きたいと思います。
個人的には定量目標に変換した目標設定をお勧めしています。
仕事の管理を行う上で、次に求められるのが
「その目標はどうすれば達成するのか…」という事です。
達成する為の具体的な行動が設定されていないと
部下は動く事が出来ません。
大切なのは、上司であるあなたが
「この行動なら目標達成出来る」
というイメージを持つ事ではなく
部下自身が
「この行動なら目標達成出来る」
というイメージを持つ事です。
そして更にもう一つ求められるのが
「その行動をどのくらい行えば目標達成出来るのか」
という事です。
1回で目標達成出来るのか
10回なら目標達成出来そうなのか
100回ぐらい必要なのか
と、部下の力量を踏まえて量(回数)を設定する必要があります。
つまり仕事の管理は
①目標設定(出来れば数値化された目標の定量目標)
➁具体的行動
③その行動をどのくらい行うのかという数値化という事で
①数値化➢➁行動化➢③数値化
の3STEPになる様に設定すると
目標達成イメージが生まれやすいと思います。
美容業界で働く人達の多くは
数値目標の設定だけでは動けない事が多いので
行動目標の設定までを一緒に行って頂く事を
お願い致します。
次回は
マネジメントに必要な2つの着眼点 その2
についてご紹介させて頂きます。
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