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早期離職について考える

  • 執筆者の写真: GemsConsultingOffice
    GemsConsultingOffice
  • 3 分前
  • 読了時間: 5分

美容業界の離職率の高さは

深刻な問題ではありますが

この離職率の高さは

決して今に始まった話ではなく

私が美容業界にお世話になりはじめた

30年前から耳にしていることで

おそらくそれ以前からも

起こっていた問題なのだと思います。


ただ30年前と現在とでは

美容室の数が大きく違いますので

採用における倍率も

桁違いに跳ね上がっています。


その結果学生からすると

就職先が選び放題

という状況にあり

「ある意味就職の面接を

 バイトの面接感覚で

 捉えてしまっていると思います」

と美容学校の先生から

お聞きしたことがあります。


また美容学校の先生的には

「この就職における安易さが

 離職率の高さにも

 影響していると思います」

と言われていました。


早期離職をされると

教育担当だったスタッフさんや

店長さんが

メンタル的に大きなダメージを

受けられることが多く

ここ数年は

サロンに馴染めなさそうな学生は

不採用になるケースも

増えて来ているように思いますが

それでも

一般企業の面接と比べると

高い内定率であることには

変わりありません。


毎年のように

就活中の学生の面談をさせて頂いたり

見学先のアテンドをさせて頂いたり

しているのですが

“就職してすぐに辞めよう”

と思いながら

就職活動を行っている学生などおらず

多くの学生が

 “最初に勤めたサロンで

 できるだけ長く働きたい”

と思っています。



でも…

早期離職は起こります



その要因として様々なことが考えられますが

まず美容学生と面談をしていて

“最も多く” また “最も強く”

感じるのが

 高すぎる理想を掲げている学生が多い

ということです。


そのことが悪いわけではありませんが

高い理想…

つまり背伸びをしても届かない高さ

のサロンを目指してしまい

更に面接も見事にクリアして

いざサロンで働きはじめたら


サロンワークのスピードにも…

レッスンの内容にも…

体力的にも…

 “ついていけない”


ということが起こったりします。




また逆のパターンで

最近は少なくなっていますが

労働条件、労働環境重視

で就職活動を行っている学生です。


休みが多い方がいい

残業がない方がいい

営業内レッスンがいい


というような

労働条件、労働環境重視の場合


しんどいこと

辛いこと

嫌なこと


があった時に

“頑張れる理由”

を見つけるのではなく

“逃げる為の理由”

を探しはじめてしまう人が

多いと思います。




などを軸に

就活を行っている場合

美容業界の華やかな部分のみを見ていて

頑張れないマインドになっている学生が多いように思います。


体力的な不安があって



または

労働条件や労働環境で

就職先を探しているわけではないけど

ガイダンスや見学の時に

労働条件の高さ

整備された労働環境

の話を聞き


思っていたほど大変じゃないかも…


と緊張感が抜けた状態で

働きはじめた人は

早期離職に繋がりやすい

と思っています。



労働条件・労働環境の

優位性での動機づけは


頑張ろうと思っていたのに

頑張らなくてもいい

というマインドになりやすく


しんどいこと

辛いこと

嫌なこと


があった時に

“頑張れる理由”

を見つけるのではなく

“逃げる為の理由”

を探しはじめてしまうと思います。




美容業界を志した学生の方々が

出来るだけ長く

美容業界で活躍して頂く為にも

早期離職につながる

「採用の不一致」

を可能な限り排除して頂きたいと

願っています。





参考になるかどうかわかりませんが

私が美容学生の面談の際に

捉えている着眼点をご紹介させて頂きます。



1.学生が美容を志したきっかけの確認

2.学校の授業で好きな内容

3.学生が好むファッションの傾向

4.学生の気質



ほとんどの場合

1と2は共通していることが多いのですが

美容学校の授業で

技術を習得していく中で

興味・関心が変わる人がたまにいますので

2を確認しています。


ちなみにこの1と2は

「職能的マッチング」を狙っています。



3.学生が好むファッション傾向ですが

ひとりの学生に対して

頻繁に会うわけではありませんので

ファッションの傾向を聞く事で

「テイストのマッチング」を試みています。


尖がりすぎていて

マッチング出来ないパターンよりも

カジュアルすぎて

希望しているサロンに合わない

というパターンの方が多くあります。



4.学生の気質についてですが

学生とコミュニケーションを取ることで

大体の気質が判断できます。

私が直接訪問した事のあるサロンさまの場合

そのサロンさまの風土がわかっています。


この学生の気質と

サロンさまの風土のマッチング

を行う場合があります。


気質と風土のマッチングで

就職した学生の定着率は高く

3年以内の離職率が10%程度となっています。



この気質の見極めですが

日本ヘアケアマイスター協会の

マイスター2次試験の内容となります。


マイスター2次試験の

初版のテキストを私が作成しておりまして

そのテキストの中で

コミュニケーションの特徴から

気質を見極める

という内容をお伝えしています。


現在はヘアケアマイスター協会では

自己分析ができなくなっているようですので、

この自己分析をご希望される場合は

弊社にお問い合わせ頂ければと存じます。


サロンの皆さまが

この内容を習得されますと

ご自分のタイプの理解だけでなく

お客様のタイプの理解

スタッフさんのタイプの理解

更には

ガイダンスや見学で出会った

学生のタイプの理解

が可能となります。


相手のタイプがわかると

相手に合わせたコミュニケーションが

可能となりますので

対人関係の向上だけでなく

追加メニューや商品のご購入にも

繋がりやすくなります。


ということもあり

スタイリストセミナーで

ご紹介させて頂いております。



問題なのは

どれだけ自社・自店を俯瞰しても

内部にいる人では

社風は理解できない

ということです。



ただ社風分析ができなくても

学生のタイプが理解出来るだけで

本年度求めている気質の学生かどうか

というのは判断できると思います。



もちろん弊社がおこなっている

気質の分析でなくても

他の心理学でも

“合う・合わない”

のベースづくりは

可能だと思いますので


早期離職の改善に向けて


自社・自店と学生のマッチング

  を意識した採用活動


を、行って頂きたく存じます。




 
 
 

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