【保存版】自己成長を生み出す考え方とセルフプロデュース(前編)

「なぜあの人は、どんな環境でも評価され、自分らしく成果を出し続けられるのか?」ブレない自分軸を作り、キャリアと人脈を劇的に引き上げるための思考法をお伝えします。
■なぜ今、「セルフプロデュース」が必要なのか?
「毎日こんなに頑張っているのに、思うように評価されない」「周りの環境や他人の意見に振り回されて、自分の軸が分からなくなる」「このまま美容師を続けていて、成果や成果の先にある納得感を得られるだろうか……」
もしあなたがそんな悩みを抱えているなら、まず知ってほしい事実があります。
どんな環境に行っても評価され、自分らしく伸び伸びと成果を出し続ける人と、真面目に努力しているのに埋もれてしまう人。この2人を分ける差は、「元々の才能」や「特別なスキル」ではありません。
その本当の差は、「自分の価値を正しく理解し、現場でそれをどう発揮・提示できているか(セルフプロデュース)」にあります。
ここでいうセルフプロデュースとは、自分をよく見せるためのアピールや、無理に自分を飾ることではありません。「自分自身の内側にある思考や強みを丁寧に拾い上げ、それを目の前の仕事や相手に対して確実な価値として届ける技術」です。
自分の軸を固め、それを必要とする場所で誠実に提供し続けることができれば、特別な人脈作りに走らなくても、新しいチャンスや魅力的な出会いは自ずとあなたの元へやってきます。
今回と次回の内容では、表面的なキャリアテクニックではなく、いま悩んでいる人でも今日から実践できる「自分軸の作り方」から、自分の価値を高めて確固たるキャリアを築くための実践的思考法までを詳しく解説します。

第1章:環境に左右されない「ブレない自分軸」の作り方
1-1. 仕事を「MUST」から「CAN」、そして「WANT」へ変える成長のループ
入社したてや新店舗への異動直後は、覚えることも多く、どうしても仕事が「MUST(しなければならない作業)」の意識になりがちです。どんな仕事にも「MUST」の側面は必ず存在します。
しかし、自己成長を生み出し、セルフプロデュースができる人は、この「MUST」の状態の捉え方が違います。
しなければならない作業に対しても、「もっと質を向上させるにはどうすればいいか?」「もっとスムーズに終える方法はないか?」「プロセスを改善すれば効率が上がるのでは?」と、自ら創意工夫をはじめます。
この創意工夫のプロセスの中で、「このくらいのレベルの質に高めたい」「このくらいの時間で完成させたい」という自分なりの基準が生まれ、それを目指してトライするようになります。
すると、これまで単なる作業だった「MUST」が、「自分にはできる(CAN)」という状態へ変わっていきます。仕事の中で「CAN」が増加すると、自然と自分の中に確固たる自信が生まれます。自信が深まると、さらに多くの創意工夫がなされるようになり、最終的には「もっとこうしたい」「この価値を届けたい」という主体的な「WANT(やりたい)」へと昇華していくのです。
この「MUST ➔ CAN ➔ WANT」の変換を行える思考こそが、セルフプロデュースの最も重要なベースになります。
1-2. 「目的」に対するウェイトの置き場所を変える
仕事の成果ややり甲斐に伸び悩んでいる人は、「目的の捉え方(ウェイトの置き場所)」を少し見直すだけで、景色が劇的に変わります。
たとえばアシスタントの場合、スタイリストから出される指示は「シャンプー」や「カラー塗布」や「ドライ」などだと思います。その為、着眼点は、「髪や頭を洗うこと」「ヘアカラーを塗り漏れがない様に塗布すること」「髪の毛を乾かすこと」になりがちですが、ここに目的のウェイトを置きすぎると、仕事が単なる作業になり、やり甲斐は薄れてしまいます。
真に評価される人は、目的のウェイトを「自分が行う施術で、お客様にどのようなプラスの未来を提供できるか?」という部分に置いています。
【パターンA】施術そのものにウェイトを置く人
≪目的≫
スタイリストの指示に従って動くこと
≪結果≫
お客様に喜ばれることより、スタイリストに叱られないことが優先される。施術そのものが単なる作業になる
【パターンB】お客様のプラスの未来にウェイトを置く人
≪目的≫
施術を通じて、心地よいものはより心地よく、心地の悪いものは、出来るだけ軽減できるように配慮しながら、お客様がより美しく、より素敵になって頂くために、お客様に合った情報提供を行うことで、プラスの未来のきっかけを届けること
≪結果≫
丁寧で且つ、心に寄り添ったコミュニケーションを通じて、最適で快適な時間の提供が可能となり、お客様から感謝され、応援される
同じ「施術」という行為であっても、ウェイトを置く場所を変えるだけで、自分のやり甲斐が変わります。そしてやり甲斐が変わることで、お客様からの評価が変わり、最終的には会社から得られる評価も跳ね上がるのです。
第2章:自分自身の原動力を掘り起こし、高度を上げていくステップ
自分軸を作ろうとするとき、「自分にはアピールできる実績もないし、明確な夢もない」と立ち止まってしまう人が多くいます。
大切なのは、無理に前向きになろうとすることではなく、まずは自分のベースとなる状態を理解し、そこから少しずつ視点の高度を上げていくことです。
まずは以下の質問を通して、自分の内側にある思考と行動の原動力を紐解いていきましょう。
【ステップ1】自分のベース(安心領域)を知る
≪問い1≫
子供の頃の習い事や部活動など、「何となく続けていたもの・関わっていたもの」での自分の取り組み姿勢はどうだったか?
≪紐解きの視点≫
大きな決断を探すのではなく、かつて何となく関わっていた場所での「関わり方(姿勢)」に注目します。「目立たないけれど準備を黙々とやるのが好きだった」「一人でコツコツ上達するのが楽しかった」など、昔から自然と発揮していた居心地の良いスタイルが見えてきます。
≪問い2≫
心が落ち込んでいる時やモヤモヤしている時、どんな環境や接し方なら「すり減らずに済む」か?
≪紐解きの視点≫
調子が良い時ではなく「状態が低い時基準」で考えます。「一度持ち帰って考える時間がもらえる場」「お互いの領域を尊重し合える場」など、自分が低飛行でも安定を保てる安全領域を特定します。
【ステップ2】視点の高度を上げ、自己成長へ繋げる
ベースとなる安全領域が確認できたら、次は徐々に視点の高度を上げ、自分を成長させるための領域へと踏み出していきます。
≪問い3≫
仕事や人間関係で、「ちょっと自分には合わないな」と感じる空気感の裏にある、自分が本当に大切にしたい「価値観」は何か?
≪紐解きの視点≫
単に「苦手・合わない」で終わらせず、一歩深掘りします。「コロコロ指示が変わるのが苦手」と感じるなら、その裏には「誠実さや確実性を大切にしたい」というあなたの強い軸が存在します。違和感を「自分が大切にしたい基準」へ言葉を置き換えてみましょう。
≪問い4≫
これまでに「人から頼まれたこと」の中で、少し工夫を加えて喜んでもらえた経験は何か?≪紐解きの視点≫
当たり前にできたことに対して、1章でお伝えした「創意工夫(+1%の配慮)」を添えた瞬間を振り返ります。「頼まれた資料作成で、読みやすいように一言コメントを添えたら感謝された」といった経験の中に、あなたの「CAN(できること)」を「WANT(やりたいこと)」へ変えるヒントが隠れています。
このように、「自分の安全領域を知る」ことからスタートし、徐々に「違和感の言語化」「工夫による貢献」へと高度を上げていくことで、誰でも自然な形でブレない自分軸を確立していくことができます。
今回の内容を軸にしながら、次回はセルフプロデュースを実践する具体策についてご紹介します。




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