若手との関わり方の着眼点とその具体的方法!

「最近の若手スタッフにどう関わったらいいか、わからないんですよね~」
と教育担当を任されている、若手スタッフさんが嘆いています💦
多くの美容室の、しかも年齢差5歳ぐらいでこのような状況になっています。
☑職業に対する情熱が感じられない
☑人生における仕事そのものの優先順位があまりにも低い
☑義務を全うせずに権利を主張してくる
etc…
■先輩スタッフさんの嘆きは困惑から
美容業界の場合、早い人では年齢が1桁台の時に
遅くてもほとんどの人が、10代半ばぐらいに“美容業界”を志して美容学校へ進学し、国家資格を取得して美容業界に入ってこられます。
言い方を変えると、自ら決断し、想いをもって美容業界を志した、ということに思えますが、ところが…
美容師としての成長よりも、今この瞬間の楽しみが優先される
まだ見ぬ将来のお客様の喜ばれている笑顔よりも、推し活をしている時の満足感が
勝ってしまう
という状況を目の当たりにしている教育担当の先輩スタッフさんは
“どうしたらいいんだろう💦”
と困惑をされるということです。
■腫れ物に触るかのような関わり
美容業界は恐ろしいほどの人材難で、美容学生1人に100枠の求人という状況のため、ほとんどのサロンさまが人手不足で営業をされています。
その採用難に加えて驚くほど高い離職率のため、どうしても先輩スタッフさんたちは「腫れ物に触る」ように、若手スタッフさんとの関わり方を“超”がつくほど慎重にされています。
指導の際も
言葉を飲みこみ
言葉を選んで投げ掛けるものの
「はぁ?」
というようなリアクションをされるとのことで、先輩スタッフさんからいただくご相談の
「どう関わったらいいかわからない」
という言葉に悲壮感が含まれるのは、当然のことだと感じています。
■指導のポイントは“やる気”を出させること
この「最近の若手スタッフにどう関わったらいいか、わからないんですよね~」というニュアンスでご相談を頂いたときに、私が伝えているのは
「凄い極論ですけど、私は… 殴っても、蹴ってもいいと思っています。
但し条件があります。相手がやる気を出すことです。
やさしく、丁寧に関わっても、相手がやる気を出さない、もしくはやる気を出せないのなら、関わりとしては適切ではなかった…、ということだと思います。
もちろん殴ったり、蹴ったりして『やる気が出ました!』という人はほとんどいないと思うので、指導の仕方は考えないといけないですけど、やさしく関わることが正解ではない場合があることを知っておいてくださいね」
というものです。

■頑張れる“理由”と“きっかけ”づくり
多くの場合、21歳になる年齢で美容業界に入って来られます。
大学生でいうところの3回生(3年生)です。
自分は土曜日も日曜日もさらには祝日も働いているのに、大学生の友達はいつも遊びにいっている…💧
というようなライフスタイルのギャップや、そういった友達の誘惑に負けてしまい、仕事に向き合う気持ちや、レッスンに取り組む姿勢に身が入らなくなることがあるのだと思います。
既にお伝えしている通り、理美容業界は自ら決断し、想いをもって志さなければ入って来れない業界です。
つまり、今は置き去りにされてしまっているかもしれませんが、必ず美容を志した“想い”があると思います。
その“想い”に気付くきっかけづくり、そして「ちょっと頑張ってみます」に繋がるポイントづくり、を行って頂きたいと思います。
■着眼点は“未来”ではなく“過去”
誘惑に負けてしまっているスタッフさんを指導する時、多くの先輩たちは「どんな美容師になりたいの?」と未来を問う質問を行います。
具体的な未来像が描けている人は誘惑に負けません。
仮に誘惑に負けてもすぐに自分を取り戻します。
ところが指導が必要なほど目に余る状況になっているスタッフさんの場合、「未来像」より「今」を選択しているので、「どんな美容師になりたいの?」と質問をしても「特にないです」という返答になり、先輩方は自らの質問で、さらに怒りを募らせることになります。
でも人は必ず「過去」をもっています。
「どんな美容師になりたいの?」ではなく「美容を志そうと思ったきっかけって何?」と、質問してあげてください。
おそらく即答はできないと思います。
でも必ずきっかけはあります。
そのきっかけが出てくるまで辛抱強く待ってあげてください。
「あっ、こんなことでした…」と、美容を志したきっかけを思い出し話してくれた時のスタッフさんの表情はおそらく、ここ最近の表情とは違うものになっていると思います。
その話してくれたきっかけを基に、「そっか~。そんなきっかけがあったんだね。じゃ~、その美容を志した時の想いを形にするために、まずは〇〇のレッスンからはじめてみない?私もつきあうから、明日からやってみよ~」と促してあげてみてください。
人は自分との約束はすぐに破ってしまいますが、そこに他者が介在すると、約束を守ろうとします。
翌日、やや“やる気”がない状態でのレッスンスタートになるかもしれませんが“やる気”という“気”はありません。
“やる気”はやり始めたら出てくるものなのです。
つまり、“やる気”がない状態でもいいのでやり始めること。
それを毎日にように少しずつ繰り返すこと。
その習慣が、頑張れるきっかけづくりになります。
「最近の若者は…」といわれる若者は、指導する先輩スタッフさんたちと育ってきた環境が違うかもしれません。
それでも、関わり方ひとつで前に進めることもあります。
日々、「気付き」と「学び」の繰り返しになると思いますが、是非、トライしてみてください!




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