幹部スタッフが育たない美容室の“静かな悲劇”

ある美容室での話。
オーナーさまは、
長年勤めてくれているスタッフさんを
「そろそろ幹部に!」
と思いチーフに抜擢されました。
人格も良い。
後輩からの信頼もある。
「彼女ならきっと組織を支えてくれるはずだ」
と期待してされていました。
ところが数ヶ月後、
オーナーは違和感を覚えられたのこと…。
オーナーがチーフに抜擢された
そのスタッフさんと
面談を行われた結果
「本人は幹部になる気がない。」
とのことでした。
逆に、別のスタッフさんは
“幹部になりたい!!”
と言うものの、後輩がついてこない💦
幹部になりたくない
というこのスタッフさんも
後輩がついてこない
スタッフさんも
どちらも悪い人ではありません。
ただ、この状況では
組織はなかなか前に進みません。
ところがこの状況
実は多くの美容室で
静かに起きている
“経営の盲点”
ともいえます。
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■なぜ美容室では幹部が育ちにくいのか
美容師を志す人の多くは、
☑「管理職になりたい」
☑「出世したい」
という動機で
この業界に
入ってきているわけではありません。
美容師を志す人たちの思いは
もっと純粋で、
多くの場合…
☑目の前の人を自分の技術で喜ばせたい
☑自分を必要としてくれる人を増やしたい
というものです。
つまり、
美容師=お客様満足
であり、
美容師≠幹部
という捉え方になる人が
比較的多くいらっしゃいます。
さらに、
社会の風潮なのか…
業界のながれなのか…
「教えてもらう・与えてもらう」
は当然の権利なのに、
「後輩に教える・与える」
は業務外だと感じるスタッフさんも
現実問題多くいらっしゃいます。
つまり
このような状況のままでは、
幹部育成はほぼ不可能
ということになります。
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■解決のポイントは“採用”にある
人材難な美容業界において
多くの美容室は、
☑理念
☑テイスト
☑方向性
が合わない人 でも
採用してしまいます。
その結果、
幹部候補に抜擢しても
価値観が噛み合わず、
組織が歪む
ということが
発生してしまいがちです。
ガイダンスや見学の段階で
美容の仕事は
☑「伝承していく仕事」であるということ
☑自分もいつか伝承する側になるということ
☑そこから気付きと成長が生まれるということ
を伝え、理解・共感された人を採用する
というのが望ましく
幹部候補への成長が見込まれる事になります。
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■次に必要なのは「キャリアパスの明確化」
多くの美容室では
幹部スタッフが
独立や結婚出産で退社したから…
という理由で
在籍歴が長いスタッフさんから
自動的に幹部スタッフに抜擢される
というケースが多くあります。
“それでは上手くいかない”
と気付かれたオーナーさまは
人格的に適任と思われる人を
抜擢するように
努めていらっしゃいます。
ところが
人格が素晴らしいだけでは
幹部は務まらないのが実情です…💧。
スタイリストとしての
最低限の成果がなければ、
伸び悩む後輩にアドバイスができず、
結果として
幹部スタッフに抜擢された
ご本人の居場所が
なくなってしまいます。
だからこそ…
☑求める成果
☑人格的適正
☑幹部に必要なスキル
☑そのスキルを学べる環境
これらを“明文化”しておく必要が
あるということです。
新卒者を採用して
何も教えずに
デビューさせられないのと同じで、
幹部教育なしに
幹部の職務を任せるのは
無理があるということです。
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■幹部育成が失敗する組織の共通点
繰り返しになりますが
多くの美容室では、
☑幹部になるためのコンテンツがない
☑幹部のための教育カリキュラムがない
☑求めるスキルの提示がない
この状態のまま
幹部が誕生することになります。
そのため
なかなか上手くいきません。
➢どのような幹部を求めているのか
➢その幹部に必要なスキルは何か
➢そのスキルは
どのようにして身につけられるのか
最低限
この3つぐらいは
キャリアプランとして
提示しておく必要があると
思っています。
◉そんなこと考えたこともなかった…
◉提示はしているものの不十分かも…
◉そもそも幹部に何を求めているのか
言葉にして伝えたことがないかも…
というような場合
サロンの未来を守るために
一度立ち止まって
しっかり考えて頂くタイミングに
きているのかもしれません。

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■最後に
このテーマは
どの美容室にも起こり得る
“構造的な課題”
ともいえます。
そしてこの課題を改善できれば
組織は驚くほど安定し、
スタッフさんの成長速度も
変わっていきます。
ただし、“どう改善するか…”は、
サロンさまごとに異なります。
今の時代
やる気さえ出せば
数多くの情報を
簡単に集めることができます。
その集めた情報の中から
もっとも良さそうな内容を
実践されるサロンさまがあります。
その結果
上手くいかない…
ということが起こります。
借り物ではなかなか上手くいきません。
あなたのサロンの
理念、ビジョン、風土
に合った
キャリアプラン及び人事考課制度
の構築を行って頂きたいと思います。
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